経理代行を軸に領域を広げ
企業も自分もアップデート
- We will accounting associates株式会社
- 静岡県浜松市中区蜆塚

INTERVIEW
紹介動画
ビジョン・組織づくり

社員の生き方にコミットし、
変化し続ける会社でありたい
代表取締役 税理士 杉浦 直樹(すぎうら なおき)さん
まずは、この1年での動きについてお聞かせください
We will accounting associates株式会社(ウィーウィルAA、以下:AA)を設立して3年目、お蔭様で仕事が増え続けています。ほとんどのお客様が紹介です。最近では、遠くは熊本など、県外の仕事も多くなりました。お客様は、スタートアップ企業や中堅企業など、変化に対して柔軟な、採用や育成、突然の退社など、内製化のリスクを感じている企業が中心です。AAが提供する、経理を中心としたバックオフィスの業務代行は、業務の整理・設計から業務改善まで含めたオペレーションそのもの。大事なのは、ラストワンマイルです。例えば、一人一人に給料が確実に支払われる、回ってくる郵送物がなくならないなど、最後の1マイルまで、現場が上手く回るようにコミットします。また、お客様にいつでも戻せるように、お客様ごとの業務のマニュアル化も進めています。そこまでやるアウトソースは、なかなかありません。色んな会社をサポートすることで、様々なノウハウが増え、蓄積された1年でした。
新たな取り組みとしては、どのようなものがありますか?
新型コロナウィルスの感染者が出始めてすぐ、2月からリモートワークに切り替えました。スタッフにお子さんのいる家庭の方が多かったので、半分無理やりの部分もありましたが、他社より先行してリモートワークのノウハウを構築できました。3月以降は、リモート設計できる会社として、影響の大きかった東京を中心に、リモートワーク支援の仕事が増えています。まずは業務をデジタル化しないと、リモートに移行することができません。どうしたらリモート出来るかを、リモートでコンサルしています。また、インターネットでの業務設計には、セキュリティが重要です。AAでは現在、セキュリティーソリューションの開発も進めています。
変化のスピードは、どんどん上がっています。ありがたいことに、新型コロナの影響下においても、立ち止まることはありませんでした。色々なやり方を考え、変化に対応しています。企業の成長を支援することがAAの仕事なので、世の中の変化への対応力は欠かせません。
2月からは早いですね。リモートワークを進める中で、何か課題はありましたか?
今回やってみてわかったのですが、リモートワークというのは難しくて、やればみんなが幸せかというと、決してそんなことはありません。お母さんは、子どもが家にいながら、仕事もしないといけない。両立は大変です。社員それぞれが働くバランスを考える機会になったと思います。現在、メンバーが幸せになれるリモートワークの設計を進めています。それは、性別、家庭環境に関わらず、個人の生き方にコミットした設計です。個人が満たされた状態で仕事をする方が、絶対にいい仕事をしますから。個人が求めるものと、会社との接点を見極めながら、9月末までに、就業規則の整備を含めて、AAとしてのリモートワーク制度を完成させようと考えています。
この1年間での、社員の成長や変化を、どう感じてらっしゃいますか?
AAでは、タイミングを見ながら、最後は100%助けると決めて、できるだけ仕事を任せています。ですから、1年で力をつける社員が多く、みなさん前向きになったと思います。自分ができなかったことが、できるようになるなど、何かしら乗り越えた体験を持ったメンバーが揃っています。成長することで、お客様から頼りにされる経験を一度はしています。やはり、お客様からの「ありがとう」が基本中の基本。これだけお客様の力になれるんだと実感し、頑張れば面白い、という成功体験ができると、みんな変わります。ただし、勉強する習慣がないと厳しいですね。くじける人は、新しい知識の習得に日々取り組むことが苦手な人が多いです。
昨年お伺いした基本方針「独立自尊」の考え方の浸透度はいかがですか?
AAの辛い部分であり良い部分でもあるのは「こうしてください」がないところです。お願いする仕事はこれ、できるできないの判断は本人。できなければ仕事量を調整します。社員本人が設計した仕事のやり方については、セキュリティ含め会社がOKであれば、100%承認します。本当に独立自尊なんです。自分で設計できるのは楽しいと思える人にとっては良いですが、会社に定義してもらいたい人には、厳しいかもしれません。ペースは遅くてもいいし、待つのもOK。社員が自分の人生、仕事の進め方を自己設計する時に、設計しやすいプラットフォームを提供するのが、会社の器としての役割だと考えています。月に1回、半日かけて考え方の共有を行っているので、みなさん理解はしていて、今は、自分が「こうなりたい」を持っている方が残っていると思います。
AAの事業は、単なる経理代行ではなく、経営のサポート業。お客様の現場や業務に踏み込んで、より良くなる提案をする仕事です。企業の成長を支援しながら、自分もアップデートできる人たちの集まりでありたいと願っています。
女性社員インタビュー

自分のことは自分で決める。
なりたい自分に本気で向き合える会社
金原 佳寿美(かねはら かずみ)さん
宮野 奈津希(みやの なつき)さん
山本 景子(やまもと けいこ)さん
黒野 浩大(くろの こうた)さん
櫻井 麗子(さくらい れいこ)さん
杉浦代表
5名のスタッフみなさんより、対談形式で、1年間を振り返っていただきます。
金原さん:お客様の会計を中心に、オペレーション業務の改善提案ができるように、自分自身の成長を促す1年でした。身近にいる税理士さん等、専門知識のある方からアドバイスをいただき、一つ一つクリアしてきました。自分もまだまだ未熟ですが、AAも新しい組織なので、メンバー間での情報共有や互いにスキルアップできる環境を、今後作っていきたいと思っています。
山本さん:入社して1年、会計自体が初めてで、手探りでのスタートでした。簿記に苦手意識がありましたが、簿記3級「半分の時間で満点」にチャレンジしてクリアしたことで、「やればできる」という自信になったことが一番の収穫です。無理だと思っていたことができたことで、「もっとやってみよう」という、いいサイクルになっています。自分の時間を自分で好きに決める会社なので、自分でやろうと思わないと、何もできるようになりませんから。
社長:まさに独立自尊の考え方ですね。自分の尊厳を保ちながら仕事するには、自律意識を持ってやらないと、誇り高く生きられないと思います。AAとしては、そこを大事にしていきたい。入社半年で、顧客引き継ぎを経験した黒野さんはいかがですか?
黒野さん:金融機関の営業を7年やって、簿記も持っていたので、何とかなると思っていましたが、経理の実務経験がなく、最初は大変でした。それでも、お客様の1か月の流れのマニュアルがあり、サポートスタッフとの2人体制なのは大きかったです。AAの仕事は、単純に経理の切り売りではない楽しさがあります。プレッシャーはありますが、その分本気になれます。
社長:お客様がやっている業務を、まずはそのままやってみる。それも大事なことです。それを、自分達なりに、どう改善して、どうテクノロジー使って上手くやるかを考える仕事なので、お客様から「ありがとう」を言ってもらえることが多いと思いますが、どうですか?
黒野さん:「ありがとう」はもちろんですが、「凄く考えてますね」と言われることが多いです。業務をこなしながら、常に改善提案する姿勢に、「真面目ですね」と言われることも。そういう仕事なんですけど。
宮野さん:AAには楽しそうに仕事をしている人が多いです。私は、1年前に入社して、11月には簿記を取得して自信になりましたが、知識面や仕事の姿勢でいくつか壁があって、自分を見失いそうになることもありました。特に在宅ワークでは、独立自尊の考え方、自分で何とかする経験や知識が必要です。周りに素敵なスタッフが多いので、自分もそうなりたいし、そうなるための引き出しを増やしてきました。
櫻井さん: AAに来てまだ1カ月ですが、私がやってきた経理はアナログだったなと感じています。会計ソフト「freee」の操作は初めてですが、「まずはやってみる。失敗しても、いざとなったら大丈夫ですから」という中で仕事できるのは有難いです。今は在宅ワークで不安な部分もありますが、聞きたいことがあればチャットで質問するようにしています。少しでも早く慣れて、皆さんのお役に立ちたいと思います。
社長:3か月経てば慣れますよ。今のテレワークの環境は、コミュニケーションの難しさがあると思いますが、いかがですか?
山本さん:テレワークで、より孤独になった感はありますね。SNSを活用した社内コミュニケーションの活性化が、もっと必要かもしれません。
金原さん:それでも1年前よりは、雑談含め社内でのコミュニケーションは活発になったと思います。周りに聞けばクリアになることも多いです。
社長:ヘルプし合える環境作りは大切ですね。今よりも改善の余地はあると思います。最終的には、自分のことは自分でしか乗り越えられないですけど。
金原さん:そうですね。まずは杉浦さんの考え方に共感して、自分もそのメンバーになりたい、何か役に立ちたい、だから頑張ろうという気持ちがないと、AAでやっていくのは難しいかもしれません。自分がどうしたいかが大事だと思います。
山本さん:現状に留まろうとすると、かなり乖離する気がしますね。
黒野さん: 3年後がどうなっているのか想像できないくらい変化があって、それがモチベーションになっています。新しいものを取り入れて便利になるのはポジティブなこと。ずっと同じことをやるのは、あまり好きではないので、めちゃめちゃ幸せです。変化を嫌う方には難しい仕事かもしれません。
社長:変化が激しいですからね。5年後は、労務をやっているかもしれません。でも、根幹である事務は変わりません。目指しているのは、お客様が電源を差し込めば、最高の事務環境が整う世界です。そのためにも世の中の変化に敏感であり続けたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
取り組み
チーム制で互いにフォロー&スキルアップ
フロントスタッフとサポートスタッフがチームを組み、お客様を担当。チーム間で助け合うことで業務がスムーズに進み、互いのスキルアップにもつながっています。

働きやすさを実現するマニュアル化
お客様ごとに異なる会計ソフトやオペレーション。データの扱いや各デバイスとの連携のポイントなどを、独自にマニュアル化。業務理解や知識の定着というスタッフのスキルアップを実現しています。

スキルアップを業務時間内で自己設計
実務と勉強の時間配分は自分次第。イーラーニングによる、会計や簿記といった業務知識からエクセルなどのビジネススキルなど、業務時間内でスキルアップできます。

先輩社員が丁寧にレクチャー
担当業務の引き渡しや仕事の分担を通じて、先輩社員が丁寧に仕事をレクチャー。お客様ごとの業務マニュアルにより、急な休みや早退などにも対応できる体制を構築しています。

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