企業の生産性を向上させる
女性の活躍支援

三光製作株式会社
静岡県浜松市中区上島
  • 製造業
  • めっき加工
  • 表面処理メーカー
三光製作株式会社

INTERVIEW

ビジョン・組織づくり

02

三光製作株式会社 代表取締役社長 山岸 洋一(やまぎし よういち)さん

ダイバーシティと人間力経営で
無くてはならない会社へ
代表取締役社長 山岸 洋一(やまぎし よういち)さん

山岸代表の経営には、どのようなバックグラウンドがありますか?

思えば、いつも逆転の発想をしてきたかもしれません。たとえば、「ものづくりは男性の仕事」という常識が製造業の中ではまだ根強いのですが、それは本当なのだろうかと。私の場合は、「女性でもできるようにする」という視点で仕事を見直していくことにつながりました。そうした発想が、ほかにはない商品やサービスになってきたと思います。
仕事をする上では、特別に性別を意識してもいないんです。三光製作では、社員全体のうち4割ほどが女性社員です。技術職になりたいと入社してきて、今では営業までこなし立派に活躍している女性社員もいます。そういう意味では、女性活躍やダイバーシティに関する取り組みは、すでにやってきた感覚がありますね。

女性活躍については、どのようにお考えですか?

面白いトピックはたくさんありますが、お客様と接する技術は女性が優れていると思います。たとえば、商品を紹介するウェブページを、エンジニアと女性スタッフそれぞれにつくってもらったことがあります。すると、女性スタッフがつくったページの方が閲覧数が多いという結果になりました。
もちろん、重量物を持ったり危険物を扱ったりといった、物理的に男性の方が向いている仕事はあります。しかし、「女性でもできるようにする」という視点で仕事を見直していくと、誰もができる仕事が増えていきます。力仕事が難しいなら、ロボットを導入すれば良いんです。ほかにも活躍の場はたくさんあって、設計やCADでの製図はできるでしょう。時間の制約があるのなら、限られた中でパフォーマンスを上げるやり方を考えるのが私たちの役目だと思っています。仕事の機能の細分化によって、社員一人ひとりがポテンシャルを発揮できる機会も増えますね。つまり、女性の活躍を応援すると企業の生産性につながるということなんです。未経験者や外国人といった方々の支援を進めても同じことが言えます。「誰にでもできる仕事を増やす努力が企業の生産性を高める」。ダイバーシティの本当の目的は、そうしたところではないかと思いますね。

社員一人ひとりの活躍を応援しているのですね。人づくりはどのように進めていますか?

「無くてはならない企業になる」という理念にもとづいた教育を行っています。教育には、技術を向上する教育と人間力を高める教育の2つあるんです。製造業ですから技術教育は当然行うとして、人間力の教育こそ企業が意識して行わなければならないと考えています。優れた技術や製品を生み出すことができるのは、人間性の高い社員がいるからです。お客様や地域の方から「浜松には三光さんが必要だよね」と言ってもらえる企業になっていきます。

人間力を高めていくために、成長のステージを教育システムに組み込んでいます。たとえば、一人前に仕事をできるようになったというのは、まだ自己満足のレベル。この地点を「満足分岐点」と呼んでいます。そこで満足してしまい、より良い条件の会社があれば転職するなど、成長を止めてしまう人も多いからです。実は、本当の幸せはその先にあります。人から頼られたり感謝されたりするステージに立って初めて、仕事のやりがいを感じられるのです。この「満足分岐点」を超えられるかの鍵は、コミュニケーション。自分の仕事を教えられるスキルを持つこと、そして、教えられた側からフィードバックを得るということです。そうした考えに基づき、三光製作では、人間力やコミュニケーションに関する教育まで行ってきました。

全社教育の骨組みやマニュアルは、山岸代表が率先して作成しているのですね。

社長がそこを手抜きしてはいけないと思っています。人間力の教育を10年以上続け、仕事の意義も伝えてきました。考え方の発信と共有は、私の大切な仕事だと思いますね。人それぞれの生き方や価値観は大切にしながらも、人間力やキャリアプランの成長を考えるきっかけになってくれたら嬉しいと思っています。子育てがひと段落したときなど、何かの転機で、仕事を通じて人生をより充実させたいと思う女性もいると思います。

国境を越えても変わらないのは、人間力と知識・技能の軸。そして、それらを支えるコミュニケーションです。三光製作で仕事をする上での知識・技能は、ゼロベースから教えていきます。同時に、仕事を通じて人間力を高めること。それこそが社員の幸せあり、良い企業になっていくエンジンとなります。三光製作のミッションは人間力を上げてみんなが成長していくことだと、いつも伝えるようにしています。

これからどのように発展していきますか?

まだまだできることはたくさんありますが、三光製作の考え方や仕事の意義から伝えるようにしています。最近、時短制度を導入したときも「みんながお互い様と思って、サポートしあえるかどうかが鍵だ」と伝えました。人間力の中心は、感謝力です。感謝の気持ちを持てるかどうかは、非常に大切だと考えています。
ベトナムで功を奏した取り組みや現地女性の活躍も、日本の社員と共有していきます。ベトナムの現地法人では、女性の社員が約6割です。みなさん、バイタリティがあって、家庭と仕事を両立しています。成長国のエネルギーを日本でも感じ取ってもらえたらと思います。逆に、日本での成功事例をベトナムでも展開することもあります。全社がシナジーをもって成長のスパイラルを生んでいきたいですね。三光製作の仕事を通じて、やりがいを感じられる本当の成長ステージに立つ社員が増えてくれたらと思います。

女性社員インタビュー

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営業技術部 リーダー 藤田 愛子(ふじた あいこ)さん

女性の強みが活きるフィールドだからこそ
成長できる
営業技術部 リーダー 藤田 愛子(ふじた あいこ)さん

入社してから、どのようにキャリアを積んできましたか?

前職も製造業の技術職だったので、三光製作でも技術系のスタッフとして採用してもらいました。男女の区別なく、バリバリと製造の仕事をさせてもらいたいと思っていましたね。いざ入社してみると、めっきの知識が多岐に渡って膨大なことに驚きました。それでも、部署の垣根を超えて何度でも質問できる風土があるお陰で、一通りの仕事ができるようになりました。友人の話を聞いても、三光製作は、スキルアップや教育に力を入れている企業だと思います。行きたい研修や覚えたいことがあると、機会をつくってくれることも多いです。未経験で入った方でも、自分次第で成長していける企業です。化学の知識がなくても大丈夫、活躍の場はたくさんありますよ。

製造業の企業・仕事でも、女性は活躍できますか?

実は、女性にアドバンテージがあるのが製造業だと思います。圧倒的に男性が多い業界なので、女性のはたらきが重宝される場面が多いんです。たとえば、お客様も男性社員と接してきたことが多いので、女性の細やかな気遣いをとても喜んでくれます。窓口の仕事を女性が担当することで、雑談が生まれる機会になっているんです。「知らないかもしれないから、先に前提を説明しよう」というように、周りの方も優しく接してくれます。ありがとうと言ってもらえることが増えて、とてもやりがいを感じられると思いますよ。ゼロから知識・技能を教えるベースがある三光製作では、未経験者の方も積極的に迎え入れています。変化の途中ではありますが、だからこそおもしろいし自分の意見も通りやすい環境だと思います。ぜひチャレンジしていただけたらと思っています。

2004年入社。製造業の企業で現場リーダーを経験したのち、三光製作に入社。品質保証Gを歴任し、営業組織の立ち上げにも参画。現在は、見積依頼や個別相談への応対、会社紹介といった対外的な仕事も担う。国家資格であるめっき技能士の資格を持ち、測定機器などの扱いなどの経験も豊富。

取り組み

04

「夢工場塾」で人間力を磨く

設備やめっきの技術はもちろん、人間力を育て社内勉強会を10年以上にわたって開催してきました。お客さま視点で業務を見つめ、グループディスカッションを通じてさまざまな課題や潜在ニーズに気付く機械になっています。

「夢工場塾」で人間力を磨く

いつでも相談できる
キャリアを途切れさせない時短制度

出産や子育て、親の介護など。女性を取り巻く環境と仕事の継続は、どちらを取るべきかの天秤にかかりやすいものです。ライフイベントによってキャリアを断念するのはもったいない。そうした想いから、個別対応の時短勤務を取り入れました。勤務日数や時間の設定は、それぞれの事情に合わせて個別で応えています。悩んだときはいつでも相談いただけます。

いつでも相談できる
キャリアを途切れさせない時短制度

“正社員”のまま働けます!

勤務の日数も時間も個別に対応する三光製作の時短制度ですが、制度を利用するみなさんの肩書は正社員を据え置くことにしています。フルタイムへの復帰もスムーズにしていただけます。

“正社員”のまま働けます!

飽くなき挑戦!
海外進出や自社ブランド展開

2011年にベトナムに子会社を設立し、めっきをはじめとする事業の現地展開を開始しました。また、富士山をモチーフにした美しさ際立つ雑貨のブランド「抗菌富士」を展開しています。より良い商品やサービスのため、飽くなきチャレンジを続けています。

飽くなき挑戦!
海外進出や自社ブランド展開

顧客マーケティング機能の強化

営業サポート業務ではなく、積極的に顧客とのコミュニケーションを強化する目的でマーケティング担当者を新設し、WEBマーケティングの強化に取り組んでいます。これまでとは異なるマーケティング職種の女性人材を採用し、ご活躍いただいています。

顧客マーケティング機能の強化

COMPANY

企業紹介

三光製作株式会社

1953年設立、社員数43名(2017年4月現在)。金属部品の研磨およびめっき加工業として創業し、試作・小ロット品から量産製品まで対応する。的確なヒアリングとコスト・品質・納期・環境管理を含めた独自商品が強み。情報発信型・提案型企業を目指して飽くなき挑戦を続けている。

社名
三光製作株式会社
住所
〒433-8122 静岡県浜松市中区上島2-5-20
電話番号
053-471-6386
三光製作株式会社

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