技術屋の枠を超え
社員と共に輝く刃物メーカーへ

株式会社オリオン工具製作所
静岡県浜松市浜北区染地台5丁目
  • 製造業
  • 超硬刃物
  • ダイヤモンド刃物
株式会社オリオン工具製作所

INTERVIEW

紹介動画

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ビジョン・組織づくり

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株式会社オリオン工具製作所 代表取締役 大澄 博之(おおすみ ひろゆき)さん

「社員の人生を輝かせたい」から、
自ら考え、失敗を経験し、成長して欲しい
代表取締役 大澄 博之(おおすみ ひろゆき)さん

大澄社長の経営にはどのようなバックグラウンドがありますか?

日本で最初の「超硬チップソー」を開発、製品化した祖父が創業し、私が4代目になります。会社は64年目に入りました。主には住宅産業向けに、木工機械用刃物を製作しています。刃物は作って終わりではなく、摩耗した刃物を研ぎ直し、繰り返し使うものです。アフターメンテナンスのできるパートナー(再研磨屋さん)を全国で探し、広め、拡大してきました。先代の父は技術屋で、何でもできる人です。でも、私は文系畑。当然、専門的な勉強もしましたが、同じようにはできない。みんなの力を活かし、社員が同じ方向に向かうことに注力しようと考えました。社員が考えた意見に耳を傾け、社員の良さを引き出し、技術など守るべき部分、変えるべき部分を見極めながら進めています。試行を重ねる中で、社員が自分たちで考えて動き始め、会社全体が社員主体に変わりつつあります。

社員のベクトルを合わせるために、どのような取り組みをされましたか?

36歳で社長に就任し、まず手をつけたのが会社の経営理念です。それまでは、特に明文化された経営理念はありませんでした。私には「社員の人生を輝かせたい」という思いがあり、そのためには、社員が自ら考える力を養う必要があると考えました。現在の「磨き 活かし 輝かせる」は、その後ブラッシュアップしたもので、社員を幸せにすること、お客様、世の中に貢献することがベースにあります。日々、素材を磨き、研磨して輝かせる刃物を作る、オリオン工具らしい、社長が言うからではなく、社員が自分事として捉えられる理念にしたかったんです。社員が、自ら考え、失敗も経験して、そのプロセスを辿って「人」として成長する。社名に由来する夜空に輝くオリオン座のように、自分の人生を輝かせて欲しいと願っています。

社員の人生を輝かせることを目的とされているのですね。
社員教育にも力を入れていると聞きましたが?

「Shine研修」といって、文字通り社員を輝かせる研修を2019年から実施しています。色んな部署、年代から8~10名程度のグループを作り、経営理念やその理念に向かう上で必要なこと、主に考え方や物事の解釈の仕方、心のあり方などを学びます。感謝、思いやり、プラス志向など、当たり前に聞こえるかもしれませんが、幸せになるためには欠かせない要素です。また、若手を中心とした活動に、整理・整頓・清掃を推進する「3Sカイゼン委員会」があります。社員各自が自主的に行った改善活動を報告、共有するものですが、最近では、資材在庫を見える化して発注点管理を行うよう自分たちで考えて改善するなど、徐々にですが、社員の主体性の醸成につながっています。その他には、Web担当育成講座や、次期リーダー候補向けのリーダー研修など、外部研修にも力を入れ始めています。社外に出て、色々な人に触れ、新しい価値観を学ぶことで、社員には大きな刺激になっているようです。

社員の主体性を育てることを大事にされているのですね。
女性活躍の推進についてはいかがでしょうか?

女性社員はまだ2割程度ですが、彼女たちの活躍には注目しています。以前から、子育て世代の女性の力をもっと活かせないかと考えていたところ、浜松市のIT人材育成事業を知り、そこから採用した女性がいます。ホームページやSNSでの情報発信が主な仕事ですが、今まで男性目線、職人目線になりがちだったものを、女性ならではの表現や視点で紹介しています。これからは、人もニーズも価値観も多様化し、もっと柔軟で多様なやり方、発信の方法が重要です。彼女は、わかりやすさだけでなく、面白さも含め、スロー動画を駆使するなど、その期待に応えてくれています。委員会活動で模範となる活躍をしているのも、子育て世代の女性です。女性ならではの感性、視点は、会社にとって大きなプラスになります。今後は、営業部門など、色々な部署で女性の登用を積極的に行っていきたいと考えています。

女性が働きやすい環境づくりにおいて、何か取り組まれていることはありますか?

特に女性を意識して、ということはありませんが、産休、育休から復帰して頑張っている女性社員もいて、学童保育などに合わせた期間限定の時差出勤も採用しています。休日出勤もなく、定時退社が基本なので、家庭やプライベートに割ける時間は多いと思います。有給休暇の使い方など、柔軟に対応してくれるのが嬉しいという声もあります。新型コロナウィルスの影響下、子連れでの出社も許可しました。私としては当たり前のことで、特別に意識はしていませんでしたが、今後は制度化する必要を感じています。より柔軟に働ける仕組みを構築することで、多様な人材が活躍できる会社にしたいですね。

オリオン工具製作所の今後のビジョンについてお聞かせください。

私たちが今力を入れていることのひとつが、Webマーケティングの強化です。これまで、メーカー、製造業は、いいものを作れば売れるという時代が続いてきました。その考えは、まだ根強くあります。いいものを作るのは大前提として、それをいかに使いたい人に伝え、販売に結び付けていくかが、これからは大事になります。マーケティングのステップとなる、集客、育成、販売、顧客化をしっかりと進めていくことです。従来は木材加工用刃物が中心ですが、プラスチックや金属の分野にも広げるため、高機能プラスチックの展示会などにも積極的に参加しています。集客が出来はじめ、ITツールを活用した、見込客へのメールマーケティングも動きだしました。これまでの技術屋の枠を超えて、社員それぞれが経営理念の実現に向けて、自ら考え実行することで、今後も社会に貢献する刃物メーカーとして輝き続けたいと思います。

女性社員インタビュー

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マーケティング担当 大端 亜希子(おおはた あきこ)さん

社員の自主性を尊重し、信頼してくれる
各個人が成長する舞台を目指せる会社
マーケティング担当 大端 亜希子(おおはた あきこ)さん

入社のきっかけ、現在の仕事内容についてお聞かせください。

以前は、飲食店で働いていました。お店のインスタ運用を任され、マーケティングに興味を持つようになり、浜松市主催の2019年IT人材育成事業でWebの基礎知識を学んだ後、育成事業の企業とのマッチングでオリオン工具製作所に出会い、入社を決めました。まだ入社して半年ほどですが、ホームページやSNSの更新、マーケティングオートメーションを活用した定期的なメール配信などが主な仕事です。全くの未経験からのスタートでしたが、自ら考え、工夫改善したことが結果に表れるので、とてもやりがいを感じています。

大端さんにとって、オリオン工具の働く環境はいかがですか?

小学4年と中学1年の子供がいますが、会社から「入学式休まないの?」と言われた時は衝撃でした。それまでは、周りの先輩方に気を使いつつ、休めそうならお願いをしてみる、というのが当たり前でしたから。勤務時間や休日はもちろんですが、私が働きやすいと感じるのは、会社が個人を信頼し、社員と言うより一人の人間として認めてくれる部分です。価値観も人それぞれ、みんな同じようにはいかないのだから、それぞれが成長する舞台を目指すように考えている会社です。「Shine研修」では、ポジティブに物事を捉えることが、自分だけでなく、周りのプラスになり、組織の成長につながることを学びました。元々ネガティブな性格の私ですが、自分のためでなく、周りを意識して考え方を変える、良いきっかけになりました。

今後は、Webマーケティングだけでなく、社員同士やお客様とのやり取りにも加わり、機会があれば営業にもチャレンジしてみたいです。オリオン工具をまだ知らない人にも、すでにお付き合い頂いているお客様にも、「オリオンを信頼して、オリオンを好きになってもらえる」、そんな仕事ができればと思います。

2019年12月入社。Webマーケティング担当。ご主人の薦めから、Web知識を学び、飲食店からオリオン工具製作所へ転職。常に自分は不完全だという自覚を持ち、周りの方に感謝の気持ちを忘れずに、誠意を持って接することをモットーとする。

取り組み

05

社員の人生を輝かせる
「Shine研修」

経営理念「磨き 活かし 輝かせる」を実現するため、社員の人生を輝かせることを目的とした、一人年間5回参加のグループ研修をスタートしました。

社員の人生を輝かせる
「Shine研修」

若手中心の委員会活動で
自主性&主体性アップ

若手を中心とした「3Sカイゼン委員会」では、社員各自が自主的に改善活動を行い、「それいいね」「こっちでも使える」と活発に意見交換しています。

若手中心の委員会活動で
自主性&主体性アップ

時差出勤など
柔軟な働き方をサポート

社員の事情に合わせた時差出勤や、有給休暇の使い方など、柔軟な働き方を支援しています。緊急事には子連れの出社を許可するなど、常に社員ファーストを考えています。

時差出勤など
柔軟な働き方をサポート

定時退社が基本
充実のアフター5

土日休みの休日出社なし。17時の定時退社が基本なので、プライベートの時間がたっぷり。会社敷地内にはテニスコートがあり、家族連れで遊ぶ社員もいます。

定時退社が基本
充実のアフター5

家計&家事にやさしい
一食150円の昼食

社員食堂時代から、昼食は一律150円。お弁当になった現在も、一食150円で提供し、社員からは、家事にも家計にもやさしいと、好評を得ています。

家計&家事にやさしい
一食150円の昼食

COMPANY

企業紹介

1956年創業。社員数70名(2020年4月現在)。超硬刃物、ダイヤモンド刃物、治工具類の開発から製造、販売まで一貫して行う。日本で最初の「超硬チップソー」を開発し、1980年には「人造多結晶ダイヤモンドチップソー」の開発・製品化に成功。特注品が70%以上を占め、顧客に合わせたオンリーワン刃物を提供する。日本全国に再研磨技術をマスターした技能士を有した販売代理店を配置。代理店とともに超硬刃物研磨国家技能検定制度を構築した、全国屈指の刃物メーカー。

社名
株式会社オリオン工具製作所
住所
〒434-0046 静岡県浜松市浜北区染地台5丁目1-1
電話番号
053-401-5511
株式会社オリオン工具製作所

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