ダイバーシティを成長の力に、
世界中の仲間がつどう企業へ

株式会社日本設計工業
静岡県浜松市北区大原町
  • 産業用ロボット
  • エンジニアリング業
株式会社日本設計工業

INTERVIEW

ビジョン・組織づくり

02

株式会社日本設計工業 代表取締役社長 名倉 慎太郎(なぐら しんたろう)さん

女性の活躍を見守る中で
自然と生まれてきたスタイル
代表取締役社長 名倉 慎太郎(なぐら しんたろう)さん

名倉社長の経営にあるバックグラウンドを教えてください。

当社は1973年創業、私で2代目になります。先代が高校の同窓生と「会社をつくりたい!」という一心で興したと聞いています。特別な技術やスポンサーの存在があったわけではありません。「私たちのような凡人が、どうしたら世の中の役にたるだろうか?」という考えが、出発点だったのです。
当社のようなものづくりの会社は、お客様の困りごとを解決するために知恵を振り絞らなければなりません。それができるのは機械ではなく人です。つまり、当社の財産は人以外にないということなんです。
たしかに、集まったのは凡人だったかもしれません。しかし、50年近くの経験を積み重ねてきた135名の凡人でもあります。日々向き合っている仕事によって、社員1人ひとりの成長に目が向くようになりました。いつしか、“私たちでも”世の中に役立つロボットシステムをつくれるようになったんです。

社員の成長とは、何でしょうか?

1人ひとりが経験と学びを積み上げていくことです。毎日8時間、だれもが必ず何かを経験をしたり学んだりしています。性別や国籍などの「違い」も成長のチャンスです。たとえば、「右折禁止」という日本語を「右に曲がらないでください」と表現するだけで、外国の方に伝わる日本語になります。とても簡単なことですね。大切なのは、違いを理解して「自分が変わる」ということ。それは、成長ということにほかなりません。
そうした個人の成長の積み重ねが、会社の成長となります。なので、当社では「共有」を最も大切にしています。1人ひとりの経験や学びを、会社の中で共有していくということが必要です。

違いを活かすという意味では、どのような組織づくりをしてきたのですか?

1980年から90年代には、すでに先代がダイバーシティの考え方を持っていたようです。おそらく、人手の少ない地方の企業にどうしたら仲間を増やせるかと考えていたのでしょう。そのひとつの答えが、ダイバーシティを活かすことだったのだと思います。私自身もダイバーシティの考えを採用し、社内で推進してきました。性別や国籍、場所、年齢などの制限にとらわれず、たくさんの方に仲間になってもらえるような会社にしたいというのが私の目標です。
女性活躍の推進に関する取り組みは、ダイバーシティを活かすことのひとつだと思っています。今、当社の全135名の社員のうち女性は約40名です。まだ数は少ないですが、エンジニアとして活躍してくださっている方も4名います。2017年には、当社で初となる女性の執行役員も誕生しました。

女性活躍推進のビジョンを教えてください。

ダイバーシティを活かすという観点では、特別に性別を意識することはありません。ただ、女性には、細かなところに気付いて自然とフォローできるという傾向があるかもしれませんね。それが表れたのは、数カ所に分かれていた拠点を本社へ統合したときでした。書類の保管方法から押印の仕方まで、形式を一元化して横断的に機能する部署を新設することになったのです。誰が適任かと考えると、それぞれの拠点で事務を推進してきた女性たちでした。そうしてできた事務統括部門長のトップには、経理財務でブロック長だった女性社員が就くことになり、その後の執行役員となりました。

これからはどのように発展していきますか?

これまで、個別で対応してきた産休・育休、職場復帰のサポートを会社の仕組みにしていけたらと思います。以前、子どもが生まれるのでと退職届を持ってきた女性がいたんです。新卒入社で勤務してくれた社員なので、辞めさせてはいけないと直感しました。「復帰前にいろんな宿題を出すので、助走期間としてみては?」と、在宅勤務の提案をさせてもらいました。
当社に戻ったときに戻る場所はいくらでもありますし、必要な投資なら進んでしていきたいと考えています。その投資のひとつが、NOKIOOさんが主催している子育て女性の社会参画を応援する育勉のセミナーでした。ここ5年ほどで、3名の女性社員に受講してもらいました。産休・育休を経て職場復帰した社員からは「今の私があるのは、あのセミナーのお陰です」という感想もあります。育勉のセミナーが女性社員のキャリア形成にとても役に立っていることを感じ、とても嬉しかったですね。今後は部門のリーダーにも受講してもらうことで、そうしたマインドを組織へ浸透させたいと思います。

当社が提供できる仕組みを活用することで、仕事と家庭を両立していただきたい。キャリアもどんどん積んでいただきたい。そうして経験したことを、また会社に共有してもらって良いスパイラルを生めると良いですね。日本設計工業は、ダイバーシティを受け入れて世界中から仲間を受け入れる。そのような会社にしていくことが、私の目標です。

女性社員インタビュー

03

管理部門 経理財務ブロック 福田 英子 (ふくだえいこ) さん

適正を見てチャレンジさせてくれた
初めての会社
管理部門 経理財務ブロック 福田 英子 (ふくだえいこ) さん

入社のきっかけを教えてください。

東京で長らく貿易事務の仕事をしていたのですが、浜松の実家に戻ることになりました。地元企業への転職も貿易事務を志望した結果、派遣の仕事に落ち着きました。ただ、正社員への道はなく、将来への不安があったんです。そんな中、新聞でIT人材育成セミナーの広告を見つけて受講しました。人材育成と就労支援マッチングがセットになったセミナーで、日本設計工業と出会って面接を受けました。正社員として働きたいという私の希望を聞いてくれたのが印象的で。せっかく製造業の多い浜松にいるので、メーカーで働いてみたいという気持ちもあって入社を決めました。

入社後はどのような働き方ができていますか?

経理の仕事は初めてですが、そこで私の適性を見ていろんなことにチャレンジさせてもらっています。IT人材育成セミナーで学んだことを活かして、経理のセクションで一部IT化のサポートをしたり。触れるチャンスはないと思っていたCAD(コンピュータによる設計支援ツール)も、勉強できる機会を考えてくれました。もちろん、入社して間もないので、教えてもらったことを精一杯やることが大切だと思っています。そんな中でも、やりたいことを話すとチャレンジさせてくれる会社なんだと感じています。仕事を通じて自分の可能性を試していけることが、とても嬉しく思います。

2019年1月、浜松市主催のIT人材育成セミナーを経て、(株)日本設計工業へ入社。経理財務ブロックにて、伝票整理やデータ入力といった細かな仕事でバックオフィスを支える。

取り組み

04

社内初の女性役員誕生

事務統括部門の新設をきっかけに、2017年、初の女性役員が誕生しました。ダイバーシティを積極的に取り入れて、「Yes! This is OUR company」の理念を実現していきます。

社内初の女性役員誕生

フレキシブルな働き方を検討

時間や場所にとらわれずに働けるテレワークを採用するなど、社員の状況に合わせた働き方の対応をしています。それぞれの実情に合わせ、時短勤務の検討も行っています。

フレキシブルな働き方を検討

7年連続、新卒社員の離職率ゼロ

さまざまな働き方や適性を活かした仕事の分担などを行ってきた結果、新卒で入社した社員の離職率はゼロになりました。名倉社長の就任以降も記録は伸び、7年連続で更新中です(2019年5月現在)。

7年連続、新卒社員の離職率ゼロ

スムーズな職場復帰を応援

スムーズな職場復帰を実現するために、総務のメンバーが中心となって産休・育休中の助走期間をサポートしています。

スムーズな職場復帰を応援

取材者コメント

REPORT

日本設計工業様は、女性の持てる力を自然と引き出す会社という印象でした。
これから社内の制度も整っていく中で、社員様のさまざまな個性がより活きていくと思います。
今後の発展が楽しみです。

COMPANY

企業紹介

株式会社日本設計工業

1973年設立、社員数135名(2018年7月現在)。自動化による効率化を実現するための産業用ロボットメーカー。ヒトとロボットが共存・協働できる環境をラインビルダーとして構築し、「ヒトが人として活きる社会を創造、 “働き方改革”を目指す。マテリアルハンドリング機器※を主力に、エンジニアリング業および産業用ロボットの製造業を執り行う。 ※マテリアルハンドリング機器|何らかの物を取り上げたり移動したり置いたりする動作を自動化・機械化することで生産性や経済性、品質を向上させる機械やシステム類。フォークリフトやコンベヤ、エレベータ、ピッキングマシーンなど。

社名
株式会社日本設計工業
住所
〒433-8102 静岡県浜松市北区大原町500
電話番号
053-436-6161
株式会社日本設計工業

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