お客様の視点に立つ
「総合サービス業」を目指して

浜松いわた信用金庫
静岡県浜松市中区元城町
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浜松いわた信用金庫

INTERVIEW

ビジョン・組織づくり

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浜松いわた信用金庫 常務理事 三輪 久夫(みわ ひさお)さん

地元に寄り添い、共に歩む人財を。
人づくりが最大の鍵。
常務理事 三輪 久夫(みわ ひさお)さん

この1年で御社にはどのような変化がありましたか?

コロナ対策の融資に奔走した1年でした。金融機関はお客様の血液のようなもの。行政や医療と同様に、コロナ禍でも止まることはできません。昨年1年で実施した約8,200件の融資は、県内の金融機関の中でもトップクラスの件数です。お客様への資金繰りのご支援を最優先課題とし取り組んだ結果、融資額は約1,350億円になりました。
そんな中、2021年4月1日から開始したのが伴走型支援の取組です。コロナ禍で経営課題を抱えるお客様に深く関わり課題解決に導くために、本部と営業店に中小企業支援の専門職員「ビジネスパートナー(BP)」を131人配置しました。支援内容は、資金繰りから事業継承、ビジネスマッチング、不動産、M&A、補助金申請など多岐に渡ります。営業店がお客様の現場に入り込み課題を把握し、本部と一緒に専門知識とネットワークを駆使して幅広く提案します。また、中小企業が遅れているITに関する悩みを解決する「ITサポートセンター」も新設しました。パソコンのOSのバージョンアップから人事や経理のIT化まで、既に多くの相談が寄せられています。
6月からは、今まで別々の組織だった法人・個人向けの、本部の営業部門部署を一つのチームにしました。BPと個人のお客様を担当するパーソナルアドバイザー(PA)が一つのお客様を担当することで、より深く幅広い支援が可能になります。これまで以上にお客様に寄り添うための伴走支援に舵を切った1年でもありました。
私ども信用金庫は地元密着型。地域の発展が同時に当金庫の発展につながります。地域と運命共同体なんです。融資だけに限らない、きめ細かな支援でお客様の課題を解決する「総合サービス業」を目指しています。

常に進化し続ける御社の取組には毎回驚かされます。
法個一体型の伴走支援を進めるにあたり、どのような課題がありましたか?

まずは、お客様の課題解決に集中できる体制を作ること。そのためには営業店の負担となっている事務を無くし、業務改革を進める必要がありました。例えば、年間約5,000件ある相続の事務手続きを本部で一括処理できるように進めています。本部と営業店が一体となって、効率よく課題解決できる体制を今後も構築していきます。
そして一番大事なのが人財育成。お客様に寄り添い、課題を見つけ、周りを巻き込んで解決できる人財を一人でも多く育てることです。昨年から多くの課題解決研修を重ねてきました。
また管理職の意識を変革するため、今年4月に「イクボス宣言」を実施。イクボスとは、部下の能力を最大限引き出して育(イク)成し、自らも輝くボス(経営者や管理職)のこと。NPO法人ファザーリング・ジャパンが運営する「イクボス企業同盟」に加盟し、役員や部店長ら100名がイクボス宣言をしました。これからの時代は、様々な事情を抱える従業員を幸せに導き、自分も仕事と私生活を楽しむことができる上司が必要です。これは以前より働き方改革や女性活躍の推進に注力してきた「ダイバーシティプロジェクト」や職員の心と身体の健康に配慮する「健康経営」の一環でもあります。従業員の幸せがあってこその人財育成です。

これまでも残業時間短縮や育休取得促進など、様々な働き改革を実施して来られましたが、成果の方はいかがですか?

従業員の健全なメンタルに配慮してきた結果、2,000人規模の会社でありながら、精神的な病で休んでいる人がほぼゼロに近い組織になりました。働き方の改善については、具体的な数値目標を掲げています。時間外労働時間は、3年前の月16.26時間から13.83時間に減少しました。月12時間以内が目標です。有休取得率も年々上昇し、女性の平均勤続年数も11年から12年近くまで伸びています。新卒者の3年以内の離職率は、15%を切りました。様々な指標で目に見える成果が出ています。
これからも時代に合わせた働き方改革が必要です。セキュリティの問題をクリアできれば、在宅での仕事を増やすことも可能でしょう。すでに会議等はリモートで行っています。また、専門知識や情報を駆使したお客様の課題解決、金融を軸とした「総合サービス業」へと転換する中で、色々な働き方が可能になってくると思います。

今、職員の方々に一番伝えたいメッセージは何ですか?

今後特に意識していきたいものに「エンゲージメント」という概念があります。「従業員一人一人が、企業の掲げる戦略・目標を正しく理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲」と定義しています。組織が与える従業員満足度、個人が感じるモチベーション、上下関係が生み出すロイヤリティと違い、エンゲージメントは従業員が会社の方向性にコミットし、主体的・意欲的に取り組む関係性を指し、会社と個人の対等な関係の上に成り立つものです。モチベーションが高くても、個々が別々の方向を向き、協業することができなければ、組織としての生産性は上がりません。組織で働く人にとって本質的に大事なのはエンゲージメント。両者にとってwin-winの関係を築くことが、これからの組織の在り方と言えます。もう今は、忙しいことを良しとする時代ではありません。上手に自分の時間を使って、浜松いわた信用金庫を使って、自らをステップアップさせてほしいです。地域と運命共同体の信用金庫ですから、この土地が好きで、この地域との関わりの中で人生を全うしようという方であれば、必ず良い相互関係が築けると思います。

女性社員インタビュー

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本店営業部 パーソナルアドバイザー 内山 理恵(うちやま りえ)さん

常に意識しているのはお客様が相談しやすい関係づくり 本店営業部 パーソナルアドバイザー 内山 理恵(うちやま りえ)さん

現在の職場での役割やお仕事内容についてお聞かせください。

入庫7年目、現在は本店営業部のパーソナルアドバイザー(PA)として、個人のお客様の資産形成や資産運用、資産継承などに関わるお手伝いをしています。預金、投資信託、相続や年金に関するアドバイスが主な仕事です。法人担当の渉外係とも連携して、お取引先の従業員様向けの提案なども行います。
PAになって、今年で4年目、後輩指導も私の役割の一つです。PAとして一人前になるための勉強を一緒にしています。PAには幅広い項目の知識が必要なので、法律や税務に関して常にアンテナを高くしている必要があります。最近は資産運用の現場リーダーを任され、職員への声掛けなども行っています。

入庫の経緯や入庫時に重視したポイントは?

東京の大学に通っていましたが、Uターン就職を希望し、好きな接客業に絞って就活をしていました。女性職員のみの「きらりタウン支店」を見学させていただいた時、お客様との距離が近い、信用金庫ならではの接客を見て、友人の様な親しみやすい関係を築ける職員になりたいと思いました。女性が活躍する職場であり、女性支店長もいること、研修が充実していることも入庫の決め手でした。
私自身、友人とは広く浅くよりも深くじっくり付き合うタイプなんです。以前いた支店は住宅街だったので、お客様から野菜やお菓子をいただいたり、一緒にお茶を飲んだり、職員であることを忘れてしまうくらい。私がイメージしていた信用金庫の職員の姿そのものでした。7年経った今も、目指しているお客様との関係は変わりません。

仕事をする上でご苦労されたこと、心掛けていることはありますか?

本店営業部に配属された1年前は、ちょうどコロナ禍が始まった頃。営業活動を自粛していたため、ご挨拶に行きたくても行けず、お客様の顔も覚えられないのが一番大変でした。徐々に顔を合わせるようになると、色々な話ができるようになり、対面の大切さを改めて気づかされました。営業でお客様を訪問するというより、お客様の悩みを聞きに行く感覚です。最近は、金融商品から不動産、相続に関することまで、お客様から電話で相談されるケースが増えています。「どうしたらいい?」と頼ってもらえた時には、本当にやりがいを感じます。色々調べてご案内したり、本部の職員と一緒に伺ったり。とにかく何でも相談しやすい関係づくりに努めています。

今後挑戦したい仕事や将来の目標があればお聞かせください。

お客様に寄り添うための伴走型支援体制に変わり、経営者様から従業員様向けの資産形成セミナーを依頼されるケースが増えています。この地域の経営者様は従業員を家族のように思っている方が多いんです。SNSで話題のつみたてNISAやiDeCо(イデコ)等、資産形成の重要性を伝える講師を順次始めていきます。多くの方に一度でわかりやすく伝えるスキルを磨くことは、自分の成長にもつながります。
将来は仕事も家庭も上手く両立できる職員になりたいです。育児をしながら仕事をする先輩や上司を数多く見てきました。今は定時に帰れる環境ができているので不安はありません。三輪常務のおっしゃる「エンゲージメント」、会社といい関係が築けていると思います。

取り組み

04

【働き方改革】~場所と時間を選ばない新しいカタチを~

時差出勤に加え、自宅で学習や庫内情報を確認できるシステムやテレビ会議システムの
活用など、時間や場所を選ばない自由な働き方の実現に向けて取り組んでいます。

【働き方改革】~場所と時間を選ばない新しいカタチを~

【多様な人財活躍】~個性あふれる職場を~
ダイバーシティプロジェクトチーム「Happy Re-born Project」

「多彩な職員が気持ちをひとつに」をコンセプトに、年齢・所属部署に関係ない職員で構成されたプロジェクトチームを発足し、営業店・若手職員の意見を取り入れ、職場の在り方の見直しや活性化に向け取り組んでいます。

【多様な人財活躍】~個性あふれる職場を~
ダイバーシティプロジェクトチーム「Happy Re-born Project」

【職員幸福度向上】~すべての幸せは環境から~

仕事と子育ての両立に必要な雇用環境や労働条件の整備が認められました。
2019年には女性活躍推進法に基づく「えるぼし(二つ星)」認定や次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」を取得しました。

【職員幸福度向上】~すべての幸せは環境から~

【健康経営】~心と身体の健康を~

経済産業省の「健康経営優良法人2020」に認定され、健康管理に積極的にとりくんでいます。健康ポータルサイト(PepUp)で健診情報や健康関連サービスを職員向けに提供しています。

【健康経営】~心と身体の健康を~

【イクボス企業同盟 加盟調印式】

「イクボス企業同盟」とは、イクボスの必要性を認識し、積極的に自社の管理職の意思改革を行い、新しい時代の理想の上司(イクボス)を育てていこうとする企業のネットワークです。(以下の要件を満たした企業が加盟できます。)
 ①  ダイバーシティ経営の推進を行っている
 ② 管理職の意識や働き方改革を模索している
 ③  経営トップがそのことに理解があり、経営戦略としてコミットしている

【イクボス企業同盟 加盟調印式】

【イクボス宣言】~エンゲージメントを高め、チームワークあふれる組織風土の醸成を目指します~

浜松いわた信用金庫では、これまでも様々なダイバーシティ推進に取り組んできましたが、イクボス企業同盟への加盟を契機に、マネジメント層における「イクボス」の必要性を再認識し、更に踏み込んだダイバーシティ&インクルージョンに努めてまいります。

【イクボス宣言】~エンゲージメントを高め、チームワークあふれる組織風土の醸成を目指します~

COMPANY

企業紹介

浜松いわた信用金庫

静岡県浜松市中区に本店を置く信用金庫。静岡県西部地域を中心に、大井川以西から愛知県東部までを営業地区とする。1950年に設立され、2021年3月末現在の預金残高は2兆6,491億円、貸出金残高は1兆3035億円。「SDGs」の理念を経営の根幹として位置づけ、地域資源の利活用や、地方創生など、広く社会課題の解決に取り組む。地域金融機関として、地域密着の姿勢を貫き、金融サービスにとどまらない幅広いサービス提供を通じて、お客様の「人生・経営のパートナー」となることを目指している。

社名
浜松いわた信用金庫
住所
〒430-0946 静岡県浜松市中区元城町114-8
電話番号
053-454-6141
浜松いわた信用金庫

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